あの日のパノラマ

伝えてみよう。好きなんだよ。

無条件に愛して

 お久しぶりです。

いつも見てくださっている方がいたらありがとうございます。

最近好きな言葉は、「推しが好きなら態度で示せ」です。 

 

 先日あるライブ円盤を買って観ました。何買ったのかは、この時期ってことを考えるとなんとなくわかると思う。(笑)

 

 それを見て思ったのは、皆本当に楽しそうに歌うなぁってことだった。

むき出しにされた熱い心がギラギラ表情に溢れていた。全力のパフォーマンスで客を惚れさせようとしていた。

 

これを言うと「あ~あれ買ったのね、はいはい」って丸わかりだし、彼を本推しにしている方に申し訳ないんですけど、センターで歌ってるあの3人、特に0番に立つお兄さんなんかまさにそうで。

ほんっとーに楽しそうに歌うじゃないですか!!!

ありきたりだけど、つられてこっちが笑顔になるってこと本当にあるんだなって感じ。

歌えば歌うほど輝きが増してくよ、彼まるで宝石みたいだもん。

 

推しさんは最初は険しい顔をして歌うことが多くて、最近はそうでもないけど、でもそれは本当に楽しんでる笑顔なのか?パフォーマンスとして表向きは笑顔を見せて歌ってくれてるのか?っていっつもなる。*1

根本に歌が苦手ってことがある以上、なかなか楽しんで歌うことが難しいからしょうがないんだけども。

ソロライブやっても謎に素直だからあんまり「楽しかった!」って言わないし(笑)

 

たぶん両者も来てくれたお客さんを全力を尽くして楽しませようとしてくれてることは変わらないんですけど、やっぱ心って伝染するよ。

 

推しさんのソロライブは楽しいよ、楽しいけど、いつも不安になるよ。

 

自分の大好きなものに仕事として触れていたあのイベントで、心から楽しそうに泣きながら笑っていた顔が忘れられないんだ。

 

いつか、宝石のように笑ってほしいんだ。

 

 追記:自分の印象真っ直ぐに宝石に例えたけど、本当に「心をジュエル」にされたことに今気づいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:ライブ本編終わってやり切った!っていう時の笑顔は本心っぽくて好きです

星空を一緒に渡りたいの

せっかくここを作ってしまったのなら、今流行りのあれを書いてみようかなと思ったわけです。応援スタンスってやつ。

 今自分がどういう状況で追いかけているのか視覚的に整理すると面白いかもなと。

 これについては推しさんと前回の若さん(仮)との2パターンができてしまうので、どっちも書こうかなと思います。上段が推しさん、下段が若さんってことで。

 

基本情報

 関東圏に住む成人済。

現場も遠征も当たり前だけど自分のお金でなんとかしています。

唯一同担にマウンティングを取れるとしたら、過去に推しさんとか若手声優の人とかとお仕事をしたことがあること。特に古参でもないし、グッズ厨でも現場厨でもないんで、それ以外は弱いオタク。

 

推し

 前にエントリーした二つのブログ読めば誰が推しかすぐわかるはずです。

でも、わかったところで推しさんのファンは多いし、若さんのファンもいっぱいいるし、私は推し側にもファンにも認知されているオタクではないのでたぶんわかんない。

 

好きになる基準

これも前のエントリーでわかるかもしれませんが、演技です。

演技が好きだからこそ、一年前に担降りしなかった。

若さんについては、彼のことを知った経緯的に純粋に演技が好きで推し始めたわけではないことは申し訳なく思っています。

でも、推そうと決めたのは演技がどストライクだったっていうのもあるんだよ、信じてね。

 推しさんについてはシビアになってしまうので、性格や言動に全て賛同できるわけじゃないし、「そんなこと言うからまたオタクが騒ぐんだよなあ」と呆れることも時折ある。

反対に、若さんは推しさんの炎上後に推し始めたこともあって謎の覚悟をしているので、いつ彼が燃えようが盲目オタクのままずっと彼の全てを肯定して応援しようと決めています。

 

あと、演技が好きって言っておいて邪道だけど…推しさんの細くてぴちっとした足が大好き。

同担も本人も手がチャームポイントってよく言うし、確かにそう思うけど、私は彼の細くて適度に肉がある足がすごくかわいいとおもうんだけどな。もっとスキニー履いてほしい。

 

 雑誌を買う基準

推しさんに関しては、昔は狂ったようにほぼ全買いしてた。今は写りがよさそうなものとか気になったもの、好みの雑誌の表紙を飾った時だけ…にしてたり、気まぐれ。

あんまり加工されすぎたアイドルみたいな写りの推しさんが好きくなくて。

 

若さんはそもそも載る機会も少ないので、今のところほぼ全買い状態。きちんとした取材として載ってるだけでありがたい。

  

円盤を買う基準

推しさんのイベント円盤は基本はほぼ全買い。さすがに推し始める前からプレミアついてるやつとかは無理だけど。CDもDVDもイベントあるならそこそこ積む。

ただ、アニメのイベントに関しては自分の行きたいイベントを優先したり、下ネタが苦手なのでそういう系統のアニメはイベント応募券ついててもさすがに買えなかった。

若さんに関しては今のところ積まなくても当たるものが多かったりして(正直助かる)。どこまでいっても本命にお金を割きたいところもあるので、積むかどうかはその時の金銭事情と相談する。積むときもある。(笑)

 

現場・遠征する基準

遠征でも行けそうな現場はとりあえず応募して、当たったら考える方式。推しさんでも若さんでも国内なら躊躇なく飛びます。

 

グッズ・写真を買う基準

グッズ厨じゃないのもあるけど、推しさんの所属レーベルのグッズは基本クソほどダサくて…推し!ってだけで人質にとられているみたいなグッズに軽率にお金を出したくないので…選んで買います。

可愛くないグッズは推しでも絶対買わない!!!(笑)

逆に「これ可愛い~!」って思うライブグッズとかはちゃんといっぱいお金払うので、推しさんじゃないライブ現場のグッズの方がお金使ってたりする。

写真はたぶん全買いしてるはず。そもそも盛れてるかどうか推しさんのレーベルはあまりサンプル見せてくれないから確認できないし買うしかない。

 

プレゼント・手紙

余裕がある時に、イベントがあったらお手紙書くぐらい。

認知とかいらないのでお花も贈らないし、お花ってすぐ枯れちゃうから消耗品だし儚いなと思うのであまりお金出す気になれない。自己満っぽく思えちゃう。楽屋花とかもかさばるから申し訳ないしね。

あ、でも若さんにだけは一度手紙以外のプレゼントしました!あれが最初で最後かなと思う。

 

普段の行動

普通のオタクとおんなじです。若さんのオタクは強い()人しかいないからリプライしてません。

 

同担について

 拒否はしてません。でも、推しさんも若さんのオタクも強かったりめんどくさかったりと大変そうなので慎重に仲良くなるようにはしています。

最近推しさんのオタクと解釈違い起こしてる気がしてあんまり仲良くなる気になれない。そろそろ同担拒否か?お?(笑)

 

まとめ

 ガチ恋じゃないです。でも私もめんどくさいオタクのうちの1人。

たぶん認知されてないからこそ、何食わぬ顔で彼と仕事して、何食わぬ顔で彼のオタクができている。

 

認知なんていらないから、今日も勝手に応援させてね。 

あの日あの時あの場所で

もうこのブログは更新しないつもりだったけど、自分用の記録として残しておくために今回のエントリを書こうと思った。

だからいつも以上にまとまりないけど、許してね。

 

前回は結局推し変できないんだよね、って話をした。

でも実は、最近割とちゃんと追っかけてる若手声優の人がいる。その人の話をさせてください。たぶんこの先の話で誰を追っかけてるかわかる人にはわかるけど、そっとしておいてもらえると嬉しい。

 

※これ以降は、この人のことを若手声優をもじって「若さん(仮)」と呼ぶ。

 

若さんのことを知ったのは、若手声優が好きな友達の影響だった。若さんは私が知る前から女性向けのコンテンツに既にいくつか出演していて、そのコンテンツを知る人にはそこそこ知られている人物だった。

まだまだ売れているかと言われると主演もアニメの出演もほとんどないし、そういう部類には入らない。しかし、数多くいる若手男性声優の中ではメディア露出も多くて、ここ最近は本当に休みなく働いている。*1

 

その友達にある女性向けコンテンツのCDをシリーズで一気に貸してもらって、でもその時は正直全く眼中になかった。ごめん。そのCDに出ている別の若手声優が当時は気になっていて、その人が出ているなら…って聞く気になった。

 

その後すぐにそのCDコンテンツのキャストが出る映像企画が作られて、この時も別の若手声優目当てで見はじめた。でも、そのコンテンツのドラマパートを当時は全く聞けてなくて、しかも目当ての声優以外は若さん含めミリしら状態で、その番組でやっと若さんの名前を眼中に収めたレベルだった。

まだ眼中に収めたレベル。名前もはっきりと覚えたわけではなかった。あと、友達が前々から若さんのことを推していたので「この人が友達の推しか!」って感じだった。

よく最後まで飽きずに見たもんだなと今さら思う。当時はほとんど知らない興味ない声優のトークだったのに(笑)

 

で、その番組の何回目かのフリートークのパートで、ある日若さんがクッションが好きで、もう10年ぐらい愛用しているクッションがあるって話をして、実際にスタジオにそのクッションを持ち込んだ。

そのクッションを手にして楽しそうに話す若さんの姿を見て、初めて若さんをきちんと認識して、「この人いいな、なんか見ていて癒されるな」と思った。その後の甘いセリフを言うパートもとにかく上手くて、甘くて、その瞬間から若さんは目当ての声優と同格になった。

 

たぶんこの日のこのきっかけがなければ今こんなことにはなっていない。

 

次の日から私は上記の二人のことをゆるく勉強するようになった。幸い友達とか前から仲良くしてくれる人が若さんのオタクだったので、わりとすんなり。

 

でもこのときは正直言って最初に応援を始めた若手声優の方が好きで(前から応援してたから知識もあったし)、でも若さんのことも勉強して、それまで。

 

若さんについて、次にもう一段ステップを上げたのは、若さんがある人気アニメに名前のある役で出演を決めたことがきっかけだった。このアニメで若さんは知名度をさらに上げたし、今も結構な頻度でイベントにお呼ばれしている。

 

急に舞い込んだこれまでよりも大きい仕事に喜ばないオタクはいない。素直に「これをきっかけにもっと頑張れ!」って応援しようと思った。

今の推しは何年も前から大人気声優だし、前者の若手声優も既に売れっ子だったから、これまでは応援っていうよりもはや活躍を見守る感じだったので、今までにない経験だったのもある。まるで駆け出しのアイドルを応援しているような。

あんだけはねたアニメだったけど、私は割とこの若さんのキャラを応援する気持ちが4割で見ていた。

 

でも、ここでもまだまだ熱量は足りていなかった。現場に行こうと思うほどじゃなかったし。

 

そうこうしているうちに三か月ぐらい経って、ある日、私は若さんへのステップを10段飛ばしで駆け上がった。*2

 

その日はある番組の最終回だった。これまでもちょくちょくその番組は見ていたけど、何しろそれまでの私はまだまだ熱量が足りていなかった、若さんのオタクを名乗れるほど真面目に追いかけていなかったから、本当にタイミングが合えば見る…みたいな感じで。でも、その日はその番組の最終回と知って、リアルタイムで応援してあげようという気になった。

 

その番組では、与えられた設定を元に、即興で演じる本人が考えた甘いセリフを言うみたいな典型的なコーナーがあって、その日の設定は「動物男子」だった。

 

前から犬っぽいと言われている若さんが選んだのは、かわいく甘えるチワワ男子だった。これが、意味が分からないくらい可愛かった。これを自分で全て考えて演じていると考えると、この人末恐ろしいなと思った。何しろ若さんはもうアラサーだったから。

 

このチワワ男子がとにかく卒倒するほど可愛くて、自分にとってどストライクな演技をかましてきてくれた時点で、私は既にこの後階段を駆け上がる準備体操を始めていたのかもしれない。

 

そして番組が終了に近づいてきて、キャストがリスナーに向けて最後の挨拶をするターンになった。

 

この番組は、甘いセリフを言う時はダミーヘッドマイクが使用されている。ということで、最後の挨拶もせっかくだからこれを使って挨拶しようという流れになった。

 

そこで若さんは「みんな目をつぶって?」とリスナーに向けて話しかけた。

この番組は生放送の動画配信なんだけど、好きな人のお願いだしまあ素直に従うじゃないですか。私も素直にパソコンの前で目を閉じた。

 

でもすぐに冷静になって、若さんの挨拶する姿が動画で見れるのになんで家でパソコンの前で一人で目閉じてんだ私、もったいないよってツッコんで。(笑)

 

そして、目を開けた。

 

そこには、ダミヘを文字通り上から抱きしめてゼロ距離で密着して喋っている彼の姿があった。

 

このとき、文字通り雷が落ちたような衝撃を受けた。これまでいろんな人を応援してきたけど、こんな衝撃は経験したことがなかった。私はガチ恋になったことがないけど、形容するならば「恋に落ちた」「ビビッときた」「一目ぼれ」ってこんな感じなんだろうなって思うくらい、それはそれは強い衝撃で。一生忘れないよこんな体験。

 

しばらく何が起こったのかわかんなくって、次第に理解してパソコンから逃げたり部屋を走り回った。このときはまだ生放送してるっていうね(笑) バカだよね。(笑) 

 

ダミヘをこんな至近距離で抱きしめる人、これまでのオタク人生で見たことなかったんです。

 

イベントとか他の番組でも結構ダミヘって使われたりするけど、こんなに普通の人間みたいに、本当に女の子を抱きしめるみたいにして、愛おしそうに、優しそうに喋る人を初めて見た。

 

こうやって文字にすると何を言ってるんだって思うけど、これ本当に威力がすごくって。言葉にならない叫びと驚きだった。

 

そのあと、実はもう一回ダミヘの前で挨拶するターンがあって。

この時も彼はダミヘの目線の高さまでしゃがんで、ダミヘをリスナーに見立てるかのようにダミヘの目の部分をひたすらまっすぐに見つめてお話ししていた。彼はダミヘを通して、その先で聞いているリスナーの目を見て喋っていた。

 

あれは誰が見ても、彼はダミヘをリスナーだと本気で思って喋ってたと思う。それぐらいにダミヘに向かうときは丁寧に優しく、本当の人間のように、そこにリスナーが座っているかのように喋った。

 

こんなに「今沼に落ちました!」って思える衝撃的な経験は、たぶん後にも先にもこの日しかない気がする。こんな経験をしてしまったら推したくなるのもわかってほしい。

 

その後、するすると若さんの現場が決まり、接近戦ももう3回行った。今必死で彼のラジオを初回から聞いたり、出演する円盤を買ってさらに勉強している。

 

前述したチワワ男子とか、好きなゲームのキャラの演技が好き、ということもあるが

・器用で求められてることはたいていなんでもできてしまうところ(本人は少女漫画でいう、主人公が恋する男子の友人タイプで報われないって言ってたけど)

・どんな時も周りの状況を把握して積極的にフォローしに行く頭の回転の速さ

・オカンみたいな包容力

・司会を任されることが多いので普段はしっかりしているが、オフモードだとたまにゆるゆるになるところ*3

 

が好きです。

 

現在、彼が声優としてキャラを演じているコンテンツはどれも大人気なのでチケットが取れない。だから、まだまだ現場全通とかいう強いオタクにはなれそうにないし、彼のやってる課金コンテンツまで手を出せてないし。

 

アラサーといえど、彼はまだまだ発展途中の若手声優。私たちに見せてくれる世界は果てしない。

 

そんな目のキラキラは、今の推しさんではどう頑張っても無理だ。それは彼のせいではなく、彼がこれまで作ってきた輝かしい芸歴と引き換えに亡くしたものである。

 

そんなフレッシュなキラキラを追いかける楽しさが、最近ようやくわかってきて、やめられない。

 

 

 

ここまで書いてきて、お前は推し変したいのか?と思うだろう。私も推し増し、推し変、ここ最近これについてずっと考えている。推しさんの現場も今月で消えてしまう。

 

こんな気持ちを持ったまま最近生活していて、ふとテレビで推しさんが主演を務めるアニメのCMが流れた。

CMで彼が喋った、たったワンフレーズに、作業する手が止まった。ちゃんと劇場で見に行ったから知っていたはずなのに。

 

私の中で、この人の演技に勝てる人はまだいない。この先、若さんがそれを塗り替えてくれたら私は推し変をするかもしれない。

 

でも、それは叶わないであってほしいともどこかで思っている自分がいた。

 

 

結婚がバレてもう一年。それでもオタク続けたんだな私…とははっきり思ったのに、新譜の発売は忘れていた。

 

発売日に買ったけど。

 

 

 

 

 

 

*1:ちょっと心配。休んでんのかな。

*2:その前に、実はあるゲームを若さん目当てで始めて、はじめは若さん目当てのつもりが、本当に彼が演じるキャラをグッズ回収するほど大好きになってしまったので、それもいきなり階段を駆け上がった原因だと思う。

*3:この前の生放送で、放送開始直前(たまたまマイクがオンにされちゃってた)に席に座る時にゆるーく「よっこらせーのーせー」って言ってたの可愛くって死にました

その向こう側に

このタイミングでこれっきりとなるだろうブログを作ったのは、一度自分の気持ちをどこかに整理しておきたかったからだ。

先に言っておくと、これからここに書くことは、彼を応援している人にも、彼から担降りした人にも、どちらにも共感してもらえないかもしれない。

それが苦しくて、この場所を作ってしまった。長々と書くけれど、どうか、こんな人もいるんだなと受け流して欲しい。

 

結論から言う。私は推しさんのファンをやめられないオタクをしている。

やめようとは思ってないが、やめられたらスッキリするのかなとも思っている。やめようと思っていないことが共感されない理由である。

 

オタクになるまで

前々から好きな声の人は何人かいたけれど、どんな人がやっているんだろうと検索して宣材写真を見て、失礼ながら「お、おう…?」と思っていた。

推しさんについても、親や友人から「イケメンだね」と言われて「イケメンなんだ…」と思ったぐらいだ。今でもイケメンだとは思ってないし、顔が好きでファンをやっているならとっくにファンをやめていただろう。*1

 

きっかけは当たり前だがアニメだった。しかし、自分の好きなキャラをやっているわけではなかった。同時期に何本か違う作品に出演することが多い彼の演じ分け、演技力、細かい技術力にただ圧倒された。

そこからは何かのネジが飛んだように本人名義のCDやラジオを聞いて、現場にも強火で通いまくるようになり、今に至る。

例の日より少し前に大々的にやっていたイベントは二日ともすごくいい席で、楽しい記憶を詰め込んで帰ってきた。

ここまでの私は完全にお花畑で、どこにでもいる純粋なファンだったろう。

 

そこからたった数日、私はオタク人生で大きな転機を迎えることになる。

 

その日

この日のことを私は「7.12事変」と呼んでいる。忘れもしない。

現代人なら、朝起きて目覚まし代わりにツイッターを見る人も多いだろう。その日もいつものようにツイッターを見た。文字通り飛び起きた。

 

私は過去に2度、推しの結婚を経験したことがある。夢女子でもリアコちゃんでもないので、推しには幸せになってほしいと思うし、結婚自体は本来はなんとも思っていない。

だが、今回はワケが違った。既婚子持ち発表ってなんだ。私が彼を応援してきた5年は既婚者だった(結婚より前から応援は始めていたが)という事実に動揺した。あの独身アピールはどう落とし前を付ける気なんだろうかと呆れて笑ってしまうほどだった。

 

今までにないケースだった。アイドルという職業であるあのジャニーズでさえ結婚を発表するので、結婚を隠すという選択肢にシンプルに驚いた。

 

関係者に話を聞いたら本当だよと返ってきたので、謎の覚悟を決めた。これまでの彼の奥様による匂わせも教えてくれた。いろんな意味で女は怖い。

その後の事務所の発表で、これは墓場まで持っていく秘密なのだな、じゃあもうこの話は終わりでいいや、幸せに暮らしてくれればそれでいいよ、とするはずだった。

 

事変の二次災害

終わらなかった。ラジオで本人がコメントを出した。

多くの人が、このコメントで彼を応援するのをやめたはずだ。私もこの3分間は未だに疑問しかない。

 

当時私が思ったことを、せっかくなのでここで少し置いていこうと思う。 

怒ってはいないんだけど、もういろんな感情がうずまきすぎてどれが本当かわかんないし、そんな祝福と本人の言葉だけで簡単にすっきりいく問題じゃない

 

あなたが追いかけた昔の声優像と、メディア露出が多い今の声優像は全く違う。それをもっと認識して、自分が様々なメディアに露出して、少なからずプライベートを切り売りして生活している芸能人である意識を持って日々生活すべきだったんだ。
声の仕事だけしてメディアにほとんど出ないとか、個人名義で歌も歌わない踊らないんだったらまだしも、そういう仕事をしている以上はアイドルや歌手と変わらない売られ方もしていることは必然だと思う。

 

表舞台に出る笑顔の推しさんは確かに虚像であることぐらいは自覚して応援してきたけど、実際パフォーマンスをしているのは自分だし、それも含めて自分であってアイデンティティであると背負いこむ責任ぐらいは持たなきゃダメだよ。別人格を演じている意識があるから責任を取る発言があの酷さなんじゃないかな。

 

つまるところ、ファンはどこまで行っても他人であって、家族は何があっても血を分ける家族で、人間としての一生を支えてくれる存在で、本当に何かあった時に助けてくれるのは家族であるから、別にファンと家族天秤にかけたらそりゃ家族取るよなっていう気持ちはわかる。

でも「すみません」だけではすんでほしくない、わがままかなあ

 

はっきりしないからこんなことになってるんでしょ?

言うなら言う、言わないならせっかく事務所がグレーにして守ってくれたんだから墓場まで持っていけよ!

そんな言葉を選んだ謝罪では迷いが見えてるし、いつもの通り人を統率できるあの演説はどこにいったの?

 

こんなことで体調崩して寝込んで今も睡眠時間が不定期ってのばかばかしいの自分が一番わかってんだよ!!!なんでこんなクソどうでもいいことで毎日頭悩まされてんだかって感じだよ!!!素直にはいおめでとうよかったねで済むような単純な頭でいられたらどれだけ幸せか!!!

 

私の中の推しさんが家宅捜索を受けて、次々に押収される毎日

 

ちょっと考えたけど、今のタイミングがどう考えても人生の分かれ道だよね?ここでファンをやめなかったら私一生ファン続けるんじゃないの?

 

ここまで言っておいて、未だにファンを続けています。こりゃダメだ(笑)

笑ってください。(笑)

 

上にもあるように、あのコメントからおよそ2週間ほど私は悩み続け、体調がおかしくなった。勤務先の人にも推しさんが好きなことは知られていたので、わりと本気でみんな心配してくれて人情を知った。皮肉な話だ。

 

元々痛バを作るタイプでもないし、グッズを普段から露呈するオタクでもなかったが、「他人の父親」を待ち受けにしたり、何か自分の中に取り入れることが猛烈に恥ずかしくなって、彼のオタクとわかるようなことはとにかく一切やめた。

急に私から全ての推しさん要素が抜けたので、友人全員に心配された。

 

今でも思う。ここで推しさんのファンをもしやめていたら、私は大げさだけど、今でも悩まずに違う人生を歩めたのかもしれない。

 

週刊誌について

ここでちょっと閑話休題をさせてほしい。

彼についてどちらの立場にいる人も、週刊誌、コイツだけは許さないと思っていると思う。

私はそう思ったことは全くない。彼らは自分の仕事を全うしただけだからだ。

 

以前、友人から、ある出版社の方のこんな話を聞いたことがある。

その方はある人気漫画の編集をしている。その人にある日声をかけてきた男子はその漫画のファンだったそうだ。同時に、あるアイドルの熱狂的なファンでもあった。

 

その方は、彼には「以前週刊誌の編集者をしていた」ことを話した。彼に話をした時点では、彼が某アイドルのファンだったことも知らなかったそうだ。その週刊誌は、以前彼が好きなアイドルのスキャンダルをスクープしたことで話題になっていた。

 

その方がその週刊誌の編集を担当していたことを知った彼は、その方に「どうしてスクープしたんですか!かわいそうじゃないですか!」と詰め寄って大激怒したらしい。

 

だが、その方は現在も、彼の大好きな漫画の編集をしている。憎むべき相手は、今は自分が大好きなものを作り出す手伝いをしているのだ。

 

週刊誌は存在意義があって作られているし、それを作る彼らを憎んだところで、彼らを責める理由はないと思う。上記のような話もありえるのである。あくまでも、彼らは売れる週刊誌を作るために仕事として職務を全うしただけである。

 

どんなことも表と裏の二面があり、見方を変えれば、悪いことも良いことになる可能性がある。一概に全て悪いとは決めつけられないと思うので、私は週刊誌を全く憎んでいない。

 

その向こう側

話を戻そう。

私はまだ推しさんのオタクをしている。本推しもそのままだ。

その理由は二つある。

 

一つ目は、どこまで行っても演技が好きで応援しているからである。演技が良ければ、プライベートなんてどうでもいいや、と半ば投げやりな気持ちで吹っ切れてしまった。

どんなにアイドル売りをされていても、一番の仕事場は声優であり、本職の勝負所である演技に心をつかまれている以上、その演技に興味がなくならない限りはたぶん推しを変えられないだろうし、演技が見られるならこれからも現場に入るオタクをするのではないかなと思う。

 

二つ目は、彼自身の「儚さ」が好きだからである。彼は自分でもいうように、自己肯定力が低い。「他人に求められるから生きていける」なんてこと、3次元で言う人を初めて見た。しかももう40を越えているというのに。わりといろんなことにおいて、本当の自分の意思が皆無である。

 

本当の自分に自信がなさすぎるんだと思う。

今でもファンに一線を引くし、尖った物言いもする。ラジオではおそらく彼の方が相方さんの器の大きさに支えられているのではないだろうか。

 

 

彼は、他の声優に比べると、今後の意思や夢が全く見えてこない。ライブは早く終わりたいって言うし、次やりたいなんてしんどいことは絶対言わない。エンターテイナーとして活躍しているのに、自分の意思が見えないって結構とんでもないことだと思う。

 

例えば、彼の楽曲はレーベルでも随一のバラエティ班だ。彼を色づけるスタッフの要望に合わせ、何にでもなれるからこその持ち味だろう。

 

私たちは彼の周りによってつくられた、表に出ている「色のついた推しさん」しか知らないけれど、それでもたまに、仮面の裏が透けて見える。いい意味でも、悪い意味でも。

それは、派手な化粧や飾りをして自分を捨てながら隠す花魁のサマにちょっと似ている。

 

そういう儚さ、不完全さが好きなんだと思う。いつまでも欠けたピースを繋げないまま生きている感じが見ていて儚い。

 

ここまで来ると、来るところまで来たなという感じで、意地でもオタクやめるかよ!っていう感じになってきてしまっているのを察してほしい。辛い、

 

しかし、あの日から実は彼の人間性については推せないなと思うことも多いし、人間性で言えば、本推しにしたいくらい演技も人間性も声も大好きな声優さんを見つけてしまったし、本当はその人に担降りしたいなとも思った。

 

最近は生き生きと輝く若手声優の現場にも通い始め、一から成長を見届けるすばらしさにも気づいた。

 

なんども担降り、掛け持ち、推すってなんだろうとか、あの日からずっと考えてきた。現場に通い続けながら。

 

でも、なんかやめられないのだ。

最近なんて、「盛れてるな」「太ったな」とかまるで推しを健康診断してるような目でしか写真を見てないけど。

先日も、彼を同じく応援する友人と2人で推しの話をしたときは二人とも一回も笑わなかったことに気づき、「ああ、彼は私たちにとってどういう存在になってしまったんだろう」と思ったけど。

 

こんなに悩むくらいならやめた方がすっきりすると思う。やめられるならやめて、彼に興味をなくして、さっさと推し変をした方が楽だろう。

 

あの日にやめる選択をした人、あの日のことを素直に?祝って、何事もなかったかのようにオタクを続けている人を正直うらやましいと思った日もある。

 

もうすぐあの日から一年が経つ。周りの友人はわりと彼のオタクをやめた。気持ちが離れたらしい。

 

もうお花畑には戻れないし、かといってそこまで嫌いになりきれたわけじゃないから愚痴アカにも行けない。

 

それでも推すってことは、やっぱり盲目なのかもしれない。

 

私はあの日から、その向こう側へと進んでしまったのである。

 

今でも自分がどういうスタンスで彼を応援していけばいいかわからないけれど、いつか彼に変わるような推しが見つかるまで、私は彼のオタクをやめない。

 

めんどくさいファンでいろいろ申し訳ない。

 

ここまで読んでくれた人がいたらありがとうございます。

とりとめもないことばかり書いてしまってごめんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:私が前はジャニーズのオタクだったからかもしれないが