あの日のパノラマ

伝えてみよう。好きなんだよ。

あの日あの時あの場所で

もうこのブログは更新しないつもりだったけど、自分用の記録として残しておくために今回のエントリを書こうと思った。

だからいつも以上にまとまりないけど、許してね。

 

前回は結局推し変できないんだよね、って話をした。

でも実は、最近割とちゃんと追っかけてる若手声優の人がいる。その人の話をさせてください。たぶんこの先の話で誰を追っかけてるかわかる人にはわかるけど、そっとしておいてもらえると嬉しい。

 

※これ以降は、この人のことを若手声優をもじって「若さん(仮)」と呼ぶ。

 

若さんのことを知ったのは、若手声優が好きな友達の影響だった。若さんは私が知る前から女性向けのコンテンツに既にいくつか出演していて、そのコンテンツを知る人にはそこそこ知られている人物だった。

まだまだ売れているかと言われると主演もアニメの出演もほとんどないし、そういう部類には入らない。しかし、数多くいる若手男性声優の中ではメディア露出も多くて、ここ最近は本当に休みなく働いている。*1

 

その友達にある女性向けコンテンツのCDをシリーズで一気に貸してもらって、でもその時は正直全く眼中になかった。ごめん。そのCDに出ている別の若手声優が当時は気になっていて、その人が出ているなら…って聞く気になった。

 

その後すぐにそのCDコンテンツのキャストが出る映像企画が作られて、この時も別の若手声優目当てで見はじめた。でも、そのコンテンツのドラマパートを当時は全く聞けてなくて、しかも目当ての声優以外は若さん含めミリしら状態で、その番組でやっと若さんの名前を眼中に収めたレベルだった。

まだ眼中に収めたレベル。名前もはっきりと覚えたわけではなかった。あと、友達が前々から若さんのことを推していたので「この人が友達の推しか!」って感じだった。

よく最後まで飽きずに見たもんだなと今さら思う。当時はほとんど知らない興味ない声優のトークだったのに(笑)

 

で、その番組の何回目かのフリートークのパートで、ある日若さんがクッションが好きで、もう10年ぐらい愛用しているクッションがあるって話をして、実際にスタジオにそのクッションを持ち込んだ。

そのクッションを手にして楽しそうに話す若さんの姿を見て、初めて若さんをきちんと認識して、「この人いいな、なんか見ていて癒されるな」と思った。その後の甘いセリフを言うパートもとにかく上手くて、甘くて、その瞬間から若さんは目当ての声優と同格になった。

 

たぶんこの日のこのきっかけがなければ今こんなことにはなっていない。

 

次の日から私は上記の二人のことをゆるく勉強するようになった。幸い友達とか前から仲良くしてくれる人が若さんのオタクだったので、わりとすんなり。

 

でもこのときは正直言って最初に応援を始めた若手声優の方が好きで(前から応援してたから知識もあったし)、でも若さんのことも勉強して、それまで。

 

若さんについて、次にもう一段ステップを上げたのは、若さんがある人気アニメに名前のある役で出演を決めたことがきっかけだった。このアニメで若さんは知名度をさらに上げたし、今も結構な頻度でイベントにお呼ばれしている。

 

急に舞い込んだこれまでよりも大きい仕事に喜ばないオタクはいない。素直に「これをきっかけにもっと頑張れ!」って応援しようと思った。

今の推しは何年も前から大人気声優だし、前者の若手声優も既に売れっ子だったから、これまでは応援っていうよりもはや活躍を見守る感じだったので、今までにない経験だったのもある。まるで駆け出しのアイドルを応援しているような。

あんだけはねたアニメだったけど、私は割とこの若さんのキャラを応援する気持ちが4割で見ていた。

 

でも、ここでもまだまだ熱量は足りていなかった。現場に行こうと思うほどじゃなかったし。

 

そうこうしているうちに三か月ぐらい経って、ある日、私は若さんへのステップを10段飛ばしで駆け上がった。*2

 

その日はある番組の最終回だった。これまでもちょくちょくその番組は見ていたけど、何しろそれまでの私はまだまだ熱量が足りていなかった、若さんのオタクを名乗れるほど真面目に追いかけていなかったから、本当にタイミングが合えば見る…みたいな感じで。でも、その日はその番組の最終回と知って、リアルタイムで応援してあげようという気になった。

 

その番組では、与えられた設定を元に、即興で演じる本人が考えた甘いセリフを言うみたいな典型的なコーナーがあって、その日の設定は「動物男子」だった。

 

前から犬っぽいと言われている若さんが選んだのは、かわいく甘えるチワワ男子だった。これが、意味が分からないくらい可愛かった。これを自分で全て考えて演じていると考えると、この人末恐ろしいなと思った。何しろ若さんはもうアラサーだったから。

 

このチワワ男子がとにかく卒倒するほど可愛くて、自分にとってどストライクな演技をかましてきてくれた時点で、私は既にこの後階段を駆け上がる準備体操を始めていたのかもしれない。

 

そして番組が終了に近づいてきて、キャストがリスナーに向けて最後の挨拶をするターンになった。

 

この番組は、甘いセリフを言う時はダミーヘッドマイクが使用されている。ということで、最後の挨拶もせっかくだからこれを使って挨拶しようという流れになった。

 

そこで若さんは「みんな目をつぶって?」とリスナーに向けて話しかけた。

この番組は生放送の動画配信なんだけど、好きな人のお願いだしまあ素直に従うじゃないですか。私も素直にパソコンの前で目を閉じた。

 

でもすぐに冷静になって、若さんの挨拶する姿が動画で見れるのになんで家でパソコンの前で一人で目閉じてんだ私、もったいないよってツッコんで。(笑)

 

そして、目を開けた。

 

そこには、ダミヘを文字通り上から抱きしめてゼロ距離で密着して喋っている彼の姿があった。

 

このとき、文字通り雷が落ちたような衝撃を受けた。これまでいろんな人を応援してきたけど、こんな衝撃は経験したことがなかった。私はガチ恋になったことがないけど、形容するならば「恋に落ちた」「ビビッときた」「一目ぼれ」ってこんな感じなんだろうなって思うくらい、それはそれは強い衝撃で。一生忘れないよこんな体験。

 

しばらく何が起こったのかわかんなくって、次第に理解してパソコンから逃げたり部屋を走り回った。このときはまだ生放送してるっていうね(笑) バカだよね。(笑) 

 

ダミヘをこんな至近距離で抱きしめる人、これまでのオタク人生で見たことなかったんです。

 

イベントとか他の番組でも結構ダミヘって使われたりするけど、こんなに普通の人間みたいに、本当に女の子を抱きしめるみたいにして、愛おしそうに、優しそうに喋る人を初めて見た。

 

こうやって文字にすると何を言ってるんだって思うけど、これ本当に威力がすごくって。言葉にならない叫びと驚きだった。

 

そのあと、実はもう一回ダミヘの前で挨拶するターンがあって。

この時も彼はダミヘの目線の高さまでしゃがんで、ダミヘをリスナーに見立てるかのようにダミヘの目の部分をひたすらまっすぐに見つめてお話ししていた。彼はダミヘを通して、その先で聞いているリスナーの目を見て喋っていた。

 

あれは誰が見ても、彼はダミヘをリスナーだと本気で思って喋ってたと思う。それぐらいにダミヘに向かうときは丁寧に優しく、本当の人間のように、そこにリスナーが座っているかのように喋った。

 

こんなに「今沼に落ちました!」って思える衝撃的な経験は、たぶん後にも先にもこの日しかない気がする。こんな経験をしてしまったら推したくなるのもわかってほしい。

 

その後、するすると若さんの現場が決まり、接近戦ももう3回行った。今必死で彼のラジオを初回から聞いたり、出演する円盤を買ってさらに勉強している。

 

前述したチワワ男子とか、好きなゲームのキャラの演技が好き、ということもあるが

・器用で求められてることはたいていなんでもできてしまうところ(本人は少女漫画でいう、主人公が恋する男子の友人タイプで報われないって言ってたけど)

・どんな時も周りの状況を把握して積極的にフォローしに行く頭の回転の速さ

・オカンみたいな包容力

・司会を任されることが多いので普段はしっかりしているが、オフモードだとたまにゆるゆるになるところ*3

 

が好きです。

 

現在、彼が声優としてキャラを演じているコンテンツはどれも大人気なのでチケットが取れない。だから、まだまだ現場全通とかいう強いオタクにはなれそうにないし、彼のやってる課金コンテンツまで手を出せてないし。

 

アラサーといえど、彼はまだまだ発展途中の若手声優。私たちに見せてくれる世界は果てしない。

 

そんな目のキラキラは、今の推しさんではどう頑張っても無理だ。それは彼のせいではなく、彼がこれまで作ってきた輝かしい芸歴と引き換えに亡くしたものである。

 

そんなフレッシュなキラキラを追いかける楽しさが、最近ようやくわかってきて、やめられない。

 

 

 

ここまで書いてきて、お前は推し変したいのか?と思うだろう。私も推し増し、推し変、ここ最近これについてずっと考えている。推しさんの現場も今月で消えてしまう。

 

こんな気持ちを持ったまま最近生活していて、ふとテレビで推しさんが主演を務めるアニメのCMが流れた。

CMで彼が喋った、たったワンフレーズに、作業する手が止まった。ちゃんと劇場で見に行ったから知っていたはずなのに。

 

私の中で、この人の演技に勝てる人はまだいない。この先、若さんがそれを塗り替えてくれたら私は推し変をするかもしれない。

 

でも、それは叶わないであってほしいともどこかで思っている自分がいた。

 

 

結婚がバレてもう一年。それでもオタク続けたんだな私…とははっきり思ったのに、新譜の発売は忘れていた。

 

発売日に買ったけど。

 

 

 

 

 

 

*1:ちょっと心配。休んでんのかな。

*2:その前に、実はあるゲームを若さん目当てで始めて、はじめは若さん目当てのつもりが、本当に彼が演じるキャラをグッズ回収するほど大好きになってしまったので、それもいきなり階段を駆け上がった原因だと思う。

*3:この前の生放送で、放送開始直前(たまたまマイクがオンにされちゃってた)に席に座る時にゆるーく「よっこらせーのーせー」って言ってたの可愛くって死にました